瞬いているツングースカ

アイドルクウ ※歌詞和訳ブログではない

DAY6 ONSTAGE 記事 日本語訳

onstage 青春の代弁者

実際2015年9月、DAY6がまさにデビューした時は予想外だという考えが先にあがった。所属事務所のせいだった。
DAY6の所属事務所はJYPエンターテイメント(以外JYP)。すなわちJYP パクジニョンが代表を務めている大手芸能企画事務所だ。
これまでJYPは1996年に創立して以降god、ワンダーガールズ、2AM、2PMをはじめとするアイドルグループと共に成長してきた。
今はペクアヨンをはじめとするボーカリスト達も所属して活動をしているが、DAY6以前には所属チームの中でロックバンドは1チームもいなかった。
さらにDAY6がデビューした2015年にはロックの人気が徐々に下火になっていた。
ロックは1980年代に一時注目を受けただけで、韓国の大衆音楽の市場では一度も主流だったことがない。
もちろんインディーズシーンではロックが伝統的な強者だったが、それさえヒップホップの人気に押される状況だった。
それでもDAY6は屈せずデビューEPを出して、ずっとソウル弘益大学前のライブクラブにて公演を行った。
ある人たちは、このすべての活動がバンドのコスプレなのではと卑下したりもした。
しかし、全ての疑問はDAY6のデビューアルバムを聞いて、ライブを見たら吹き飛んだ。
DAY6は自分の進むべき方向をよく分かっていて、自分が望む方向でブレることなく進んでいた。
そしてアイドルバンドに対する誤解と偏見から完全に逃れたくらい、遜色ない演奏をして歌った。
寧ろDAY6は、演奏や歌、舞台マナーで乱れのない姿を示し先入観を欺き、1990年代生まれの若さでロックを再び青春の音楽に戻していた。
ONSTAGEに収められた三本の目覚ましい映像はその証拠だ。



振り返ってみるとロックは長らく若さの音楽だった。
ロックがBill HaleyとChuck Berry、Little Richardで始まって(胎動して)、Elvis Presley、Jerry Lee Lewis、Buddy Holyを経て、The Beatlesでとうとう爆発した時ロックの傍には、いつも青春があった。ロックは青春の心を代弁し、青春はロックに自らを表現して飾った。
青春はロック音楽と共に遊んで怒りを覚え渇望した。
ロックは青年時代の音楽でサブカルチャーを主導しており、音楽市場を育てた。
今はヒップホップやR&Bとエレクトロニカが青春の音楽になっているが、それでもすべてのロックバンドが活動を止めなかった。
全ての青春がロック音楽を無視するともなかった。ロック音楽は依然として青春を込める良い音楽だ。
ベースとドラムのリズム感は躍動する青春のときめきを代わり、エレクトリックギターの強烈で攻撃的なサウンドはどの世代より熱い青春の熱望を火山のように爆発させる。
ボーカルのシャウトも満ち溢れ、傷つきやすい青春の内面を告白して吐き出すのに効果的だ。



DAY6がONSTAGEで演奏した曲たちもまた同様だ。2017年毎月新曲を発表する'Every DAY6'プロジェクトで発表した'어떻게 말해'と'예뻤어'、デビューアルバム収録曲'Congratulations'DAY6はこの3年間築き上げたバンドの筋肉をスマートに見せながら、青春を代弁している。
'어떻게 말해 'は3分30秒ほどほ短い曲だが、エレクトリックなサウンドと強烈なロックサウンドを混ぜ合わせて、'僕の心はとっくに離れてるってこと / どうしても言い出せない' という申し訳なさをドラマチックに伝えることに成功した。
DAY6は曲の導入部から煽るドラミングで曲の情緒を予告したのに続き、ウォンピル-YoungK-ソンジン-Jaeが交互に歌い、活き活きとして優れた歌唱力と演奏力でモダンロックバンドとして遜色のないDAY6を見せてくれた。
曲のどこにも自分たちが表現しようとする音楽の質感と情緒を絶対に表現できないボーカルと演奏のアマチュアリズムは決して見当たらない。
マチュアリズムと活き活きしさを等しくさせる必要もない。全てのことはあるべき場所で輝き、さらにまばゆいのだ。



'예뻤어' / 僕を見つめてくれたその眼差し / 僕を呼んでくれたその声'という、良かった瞬間を思い出す'예뻤어'でDAY6のメンバーたちはR&Bスタイルのボーカルと滑らかなサウンド、端正に爆発さるバンドサウンドに自然なラップをつなげ、トレンディなロックナンバーを完成させた。
5人のメンバーはみんな1つの体みたいに動いていて、各自のパートを忠実に遂行しながらもいくらでもお互い違う役割ができる可能性を見せることで、バンドとして蓄積した時間と努力と情熱と力量が少なくないことを、メンバー一人一人同じだと示している。

しかし'なんでもないって /僕を踏みにじって / 笑った顔で僕をすっかり忘れて / 幸せにしてる' 相手を恨む歌'Congratulations'に至るまで、青春は全く簡単ではない。
DAY6はこうして傷を受けて傷つける青春の成長痛、その寂しい苦痛をおぼろげに表すことでロックが依然として青春の言語に有効だという事実を証明した。
今青春を通過するとこ、すでに青春を通過した、その人々全てを慰めるのもロックのセンチメンタルリズム。ロックはまだ若いのだ。


元記事:http://naver.me/GKG6JYmC